ホーム > けやきニュース > 2016年5月号

雇用関連助成金の変更点

 

 前回、経済産業省関連の補助金をご案内しました。申請まで時間がないなかで2件手を挙げていただき、加須市商工会や金融機関と連携してスタートを切ったところです。今回は、4月に新たに見直された雇用に関連する2つの助成金(ハローワーク)についてご紹介します。

①「特定求職者雇用開発助成金」と「トライアル雇用奨励金」が併用可能に

 

 「特定求職者雇用開発助成金」とは、就職することが困難であるとされる人(母子家庭の母、父子家庭の父、障害者、60歳以上の者など)を雇い入れた会社に助成金を支給する制度です(以下「特開金」)。

 

 「トライアル雇用奨励金」とは、ハローワークにトライアル雇用の求人を出し、一定の要件に該当する人を採用した会社に助成金を支給する制度です。お試し期間として最大3か月の期間を設けて雇用し、その勤務態度をみてから本採用を決めることができます。本人の素養を見極めてから本採用することができるので、企業側にとっては採用を決断しやすく、また求職者にとっては職が見つかりやすくなります(以下「トライアル」)。

 

 この2つの助成金のどちらにも対象になる人が入社した場合、今まではいずれか一方を選択することとなっていましたが、今年度から母子家庭の母、父子家庭の父の場合、両方の助成金を申請できるようになりました。

 助成金額は「特開金」の方が高いので、最初から本採用してしまうか、新規雇い入れにともなうリスクを考え、助成金額の低い「トライアル」を選択するか悩むことがありましたが、まず「トライアル」を利用してお試しで採用し、トライアル終了後本採用した場合「特開金」を申請することが可能となります。

 とはいうものの、「特開金」の申請は2期に分かれており、第1期に30万円、第2期に30万円、総額60万円が支給されますが、「トライアル」との併給制度を利用すると、第1期はトライアルを申請し最大15万円、第2期は特開金を申請し30万円、総額45万円となり、支給総額は下がってしまいます。差額の15万円が支給されるわけではないようですが、トライアル雇用のメリットを活かして人材を見極めて効果的な採用をしたいものです。

②「高年齢者雇用開発特別奨励金」の助成金額アップ

 65歳以上の人(雇用保険加入歴等の条件あり)を雇い入れた会社に助成金が支給される制度は以前よりありましたが、60万円(短時間労働者の場合40万円)の助成額が70万円(同50万円)に増額されました。

 この制度も申請が2期に分かれており、第1期に35万円(短時間労働者25万円)、第2期に35万円(同25万円)が支給され、総額で70万円(同50万円)が支給されます。経験や技術力のある65歳以上の方を雇い入れ、若い従業員に教えるという環境が整えば本望ではないかと思います。

 

 助成金を申請するには、ハローワーク等の決められた機関を通して雇い入れなければなりません。確実なのは、ハローワークに求人を出し、紹介を受けた上で採用することです。

 その他にも細かな条件があり、また他の助成金制度もありますので、興味を持たれた方は監査担当者へご相談ください。

 

【おしらせ】

 弥生株式会社より「あんしん保守サポート更新のお知らせ」の連絡があったお客様で、更新が必要かどうかご不明のお客様は、情報部までご相談ください。