この言葉は税理士会の標語です。たまたま目にしたとき、私の50年に亘る税理士としての歩みの中で、多くの出来事が走馬灯のごとく頭をよぎりました。いや、その人の人生を支え切れた訳ではありません。多くはあの時もっとこうすれば良かったという悔恨に満ちたものですが、税理士とはたまたま出会ったその人の人生に深くかかわる職業であると実感しています。
会計事務所は今や社会のインフラとも呼べると思います。社会の進展に伴い税務も年々複雑になり、もはや片手間でできるようなものではありません。そこは専門家の手を借りて外注するほうが効率的であると思われます。私たちは地域一番店として広く門戸を開き、常に研鑽を怠らず、税務や会計面で人々を支えてゆきたいと思っています。またその分野に限らず、経済面でも人々を支えてゆきたいと思っています。これからの時代は、中小企業にとって厳しい時代になる、より成長する企業だけが生残る時代になるでしょう。その中小企業をサポートできる一番近くにいるのが会計事務所です。会計はその会社の経営を語るものです。経営を支える基盤として、会計を通じて寄り添い、支えてゆきたいと思っています。また事務所を経営する中で多くの職員とも出会いました。この職場を通じて職員の人生を物心両面で支えてゆくことを目指したいと思います。これは“全従業員の物心両面の幸福を追求する”と、経営理念に掲げる稲盛和夫氏に倣ったものです。もとよりひ弱な一会計人がどこまでできるかわかりませんが、その人生に、出会い、支えてゆきたいと念願するものです。
あなたとの出会いを楽しみに致しております。
代 表