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業務効率化・生産性向上の実現!・・・PRAとは?

 

RPAとは

 「Robotic Process Automatin(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略語が“RPA”です。

 ソフトウェア(ロボット)が定型の作業(プロセス)を代行もしくは自動(オートメーション)化するシステムです。

 

 

人に代わって働きます!

 例えば、Excelで作成された住所録から住所付近の地図をインターネットで検索してプリントアウトするといった定型の作業があります。

 人が作業するとしたら住所録のExcelを起動し、住所録から確認した住所をインターネットの検索項目に入力して検索します。表示された地図をプリントアウトする作業を 必要数繰り返します。

 とても単純な作業なので1~2件でしたら数分で作業が終わります。わざわざRPA化しなくても・・・と思います。これが膨大な件数となったらどうでしょうか。眠くなってしまいませんか・・・?他の業務が発生するとどこまで作業したか忘れてしまい、何度も確認してしまうという事態にもなりかねません。

 この作業を人に代わって自動で終わらせてくれるのが【RPA】です。

 そもそも1~2件の少量の作業でもRPA化した場合は、スタートボタンをワンクリックするだけで作業が終わります。

 

 

 

 

 ロボットが作業をするため、眠くなりどこまで作業したかわからなくなるといった事態は発生しません。RPAでは作業が完了するまで指示した通り以外のことはできないので、手順を飛ばしてしまうことも同じ作業を繰り返してしまうこともありません。作業が無事に完了したかの確認は、プリンターに目を向けるだけで完了します。

 中には動作開始時間を指定して作業を行うRPAもあります。時間外や深夜など人間が働いていない時間に働いてくれるので、「デジタルレイバー・デジタルワーカー(仮想知的労働者)」などと呼ぶこともあります。時間外手当を請求されることもありません。

 

 

RPAを導入するには

 RPAを利用するには、システムの導入、定型作業の設定(プロセスの作成)の作成を行います。

 作業の設定(プロセス作成)については、簡単にできると言われています。㈱こうの経営でもいくつかRPAソフトウェアを検証してみましたが、ある程度のプログラミングやExcel(マクロ)の知識が必要でした。また、日本語対応していないソフトの場合は英語力も必要になります。

労働者は不要になる?

 今まで人間が汗水流して作業していた 事務業務はRPAが担当してくれるので業務効率化・生産性向上は実現します。

 簡単な作業はRPAにお任せして、労働者は、RPAにはできない確認や考案に時間を投資することにより質の高い仕事が可能になるのではないでしょうか。

 RPAにAI(人工知能)を搭載したとしてもAIはデータベースにあるいろいろなパターンから該当する項目を引き合わせるため、正確性はありますが、人間のような柔軟な対応はできません。また、データベースにない事項には対応はできません。作業の効率化を指示することや社員のやる気を高めることは、人でなければできません。

無料で導入できます!

 2021年4月6日よりMicrosoft社より「Power Automate Desktop(パワー オートメート デスクトップ)」省略して【PAD】というRPAシステムの無償提供が開始されています。Windows10のパソコンであれば利用できます。日本語にも対応しており、“Webレコーダー(Webを利用する動作)”と“デスクトップレコーダー(パソコンにインストールされているExcel等のアプリを使う動作)”を利用すると、動作を記憶させてプロセス(PADではフローといいます)を作成することができます。 

 下記のURLよりダウンロードが可能です。

   https://flow.microsoft.com/ja-jp/desktop/

 但し時間を指定して起動する機能や作成したフローを他の利用者と共有するためには、有償版の契約が必要です。

 弊社でもフロー(プロセス)作成を行い一部の定型業務をRPAへ移行しています。

 フロー作成につきましては、レコーダー機能で作成できるものもありますが、それぞれの事業によって必要なプロセスは異なります。フローは作業手順書のように作成しますので、作業の内容が把握できます。よって、作業引継ぎも容易に行えます。 

 

 弊社ではRPA導入、オリジナルフローの作成を通じて、お客様の業務効率化・生産性の向上を支援いたします。

 RPA化してみたいと思われる方はご遠慮なく相談ください。