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所長のコラム -Vol.20-

輝かしい未来を信じて!

 

 明けましておめでとうございます。日々暗いニュースが多い中で今日は嬉しいニュースがありました(11月13日記)。一つはウクライナで8か月にわたって占領されていた南部ヘルソン市が奪還されました。まだまだ戦闘は続くでしょうが、これを契機にウクライナが勝利し、世界に平和が戻ってくることを願っています。「暴力による現状変更」は許さない、そんな世界になることを願っています。また日本の北方領土も取り返せると信じています。


 もう一つはアメリカの中間選挙で民主党が上院を制したというニュースです。民主主義を ないがしろにし、対立を煽る傾向の強いトランプ陣営よりも、個人の尊厳と法による支配、異なる意見にも耳を傾け、弱者に寄り添い、お互いを思いやる民主主義を尊重する世界でありたいと思います。世界には一党独裁の国も多く存在しますが、民主主義を守り育ててゆくのは私たちの責務だと思っています。そんな私たちに勇気を与える米・民主党の勝利であったと思います。

 

 コロナは3年が経過し、いま第8波に突入したとも言われますが、これは人類の英知によってやがて克服されるでしょう。また活気にあふれた平穏な日々が戻ってくると思います。地球温暖化、これは一朝一夕に解決できるものではありません。自分が子供だった頃のように、エネルギーをあまり使わない質素な生活を心がけて、長い目で克服したいテーマですね。一方、技術革新による温暖化対策は国を挙げて取り組む必要があります。なんと、今、秋田沖で洋上風力発電(風力発電だけで日本の電力総需要の1.8倍の発電が可能)が建設中ですが、その資材・技術・ノウハウはすべて外国からの輸入に頼っているそうです。目先の利を追いかけるあまり根源的な技術開発をおろそかにしてはなりません。そうなると、ここは政府の出番でしょう。これも今日のニュースで、政府が主導し、民間企業8社が参集して新しく次世代半導体の開発会社(ラピダス=ラテン語で「速い」を意味する)を立ち上げました。政府もようやく技術開発の重要性に目覚めたかと、大いに期待したいところです。


 企業経営は政府主導による金融緩和で、また補助金等バラマキ行政で何とか食いつないでおりますが、これは異常な事態だと認識しなければなりません。企業経営の原点に返って、この社会における自社の存在意義を問い直し、生き残りの方策を練る必要があります。それと経費節減でしょうか? 世の中を見渡すとなんと無駄が多いことでしょう。無駄なことはしない、それだけでも企業の財務は大いに改善されるのではないでしょうか。


 令和5年、輝かしい未来に向けて大いに羽ばたいてゆきましょう。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。