令和5年分の路線価が、7月3日に国税庁より発表されました。
全国平均では上昇傾向にあるようですが、県内状況についてまとめました。
【税務署別の最高路線価(抜粋)】単位:千円】
埼玉県の最高路線価は大宮駅西口で、475万円(前年比+8%)と大きく上昇しました。 県内の平均路線価も前年比+1.6%(前年+0.4%)と2年連続の上昇となっており、コロナ禍からの回復により商業地や観光地などが上昇したためと説明されています。
表の税務署別では、越谷が2.2%上昇している以外では、熊谷署は下落から横ばいに転じたものの、春日部署・東松山署・行田署は前年に引き続き横ばいとなっています。
毎年指摘していますが、東京に近い県南の地域は回復基調が鮮明であるのに対して、県北の地域は下げ止まったように見えるものの多くの個別の地点が下落/横ばいであり、県内における格差は拡大する一方です。
※路線価とは、道路に面した土地の1㎡あたりの評価額で、相続税や贈与税を計算する際に使われます
参考:国税庁HP「財産評価基準書 路線価図・評価倍率表」https://www.rosenka.nta.go.jp/